キャリア

物流の航跡、恩送りの羅針盤

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1988年キャリア入社 第一事業部 部長 須永 謙悟

インタビュー

須永 謙悟

1988年キャリア入社
第一事業部 部長

インタビュー

入社から現在のなりたち

1988年キャリア入社。親戚にあたる当時の当社役員から誘いを受けたのがきっかけ。
会社支援で免許を取得し約2年間、中型トラックのドライバー勤務を経て倉庫部門へ転向。運送と倉庫、双方で物流の基礎を学ぶ。2002年に主任へ就任以降も着実に歩みを進め、現在は事業部長として組織を牽引している。40年近い豊富な業務経験を礎に、現在は倉庫全体の人財育成と組織力の底上げを目指し、日々奮闘している。

一児の父であり、駅までの送迎が日課。「守るべき家族がいるからこそ、仕事への責任感がより強くなった」と語るその表情には、父親としての温かさと覚悟が滲んでいます。
また、3年前から始めたゴルフは、週末の練習のみならず社内のゴルフ会にも積極的に参加するほど。
コースを回る時間は、役職や職歴の垣根を超えたコミュニケーションの場であり、最高のリフレッシュとなっているそうです。

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孤独を溶かす、
対話の温もり

1988年キャリア入社 第一事業部 部長 須永 謙悟

私にとって会社とは、単に仕事をする場ではありません。自分を一人の人間として育ててくれた、かけがえのない場所です。

特に鴻巣物流センターでの日々は、今も鮮烈に心に残っています。休憩時間になれば仲間との雑談が弾み、じゃんけんで負けた者が全員分の昼食を買いに行く。幼少期から転校を繰り返し地域に馴染みの薄かった私を、職場のメンバーは家族のように温かく迎え入れてくれました。
あの時に感じた「ここが自分の居場所だ」という喜びこそが、私の仕事に対する姿勢の原点であり、今も現場の「対話」を大切にする理由となっています。

また、昇進時に上司から授かった「役職手当は自分のためではなく、部下のために使うものだ」という教えは、私のマネジメントの原点となりました。手当を手に部下と食事へ行き語り合った時間は、何物にも代えがたいものです。

こうした人情味溢れる指導に救われ、育てていただいたからこそ、今の私があります。周囲の話にじっくりと耳を傾け、その人のやる気を引き出し、共に高め合っていく。私のマネジメントスタイルは、この会社で受け取った温かなバトンを次世代へと繋いでいくための、恩送りでもあるのです。

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揺るぎない覚悟が
「不屈の盾」に

1988年キャリア入社 第一事業部 部長 須永 謙悟

加須物流センターにおけるアパレル業務の立ち上げは、私のキャリア史上、最も忘れがたい経験となりました。
当時は会社として未経験の領域であったことに加え、コストの見積もりや人員配置の見通しの甘さも重なり、現場は対応しきれない状態に陥りました。この経験は、事前の入念な準備とリスク管理の重要性を私の胸に深く刻み込むきっかけとなりました。

絶望的な状況下で踏みとどまれたのは、「自分が退けば、残された仲間がさらに苦しむ」という一心からでした。人、そして組織に対しても無責任でありたくない。その責任感だけが、私を現場に立たせ続けていました。

この経験を糧に、現在は事前の業務精査を徹底することで無理な受注を避け、「現場第一」の管理を貫いています。
また、当時の苦しみを知っているからこそ、部下の些細な変化を見逃さず、小さなことでも褒め、まずは最後まで話を聴ききるという指導スタイルを確立しました。
スキルや能力といった表面的な部分だけでなく、一人ひとりの性格や心の機微にまで目を向け最適な判断と指示を行う、現在のマネジメントの原点となっています。

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食の安全、心の精度
~自主性の芽を育む~

1988年キャリア入社 第一事業部 部長 須永 謙悟

2020年、加須物流センターから行田物流センターへ異動。取扱品目が食品(お米)へと一変し、さらにお客様の精米工場が併設されているという、業界でも珍しい環境で指揮を執ることとなりました。
「人の口に入るもの」を扱う責任の重さを肌で感じ、安全・衛生管理に対する意識はこれまで以上に研ぎ澄まされました。

また、お客様と共に行う施設の巡回確認でお客様からいただく指摘は、時には耳が痛いこともありますが、それこそが品質向上に不可欠な「気づき」の宝庫となっています。
こうした環境だからこそ、事業所全体に「指摘を受ける前に自ら改善する」という高い意識が定着しました。
現在は、一人ひとりの「気づき力」と「自主性」の向上を第一に、皆が主体的に動ける環境づくりに徹し、責任を持ってその背中を支える姿勢を大切にしています。

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今後の目標

未来へ繋ぐ、幸せな日常を

私のキャリアの集大成。それは「米事業の安定した確立」と「次世代を担う人財育成」の両立です。
特に新事業である農産物検査の確立は、日本の食を守るのみならず、定年後の雇用創出を含め、社員の生涯にわたる「選択肢」を広げるための重要な布石です。同時に、事業部の垣根を越えた知見の共有を推進し、互いに支え合えるマルチな人財を育成することで、組織としての総合力を飛躍的に向上させます。
その根幹にあるのは、日々の「何気ない対話」です。人は誰しも認められ、耳を傾けてほしいと願うもの。小さな成果を見逃さず言葉にして称える積み重ねが、個々の自信となり、スキルアップや生活のゆとり、ひいては生産性向上に繋がると考えます。
この「幸福の好循環」を現場に根付かせ、誰もが誇りを持って働ける生産性の高い現場を次世代へ継承していくこと。それが私のキャリアの集大成としての使命です。

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