第197号

柳原 公也

管理本部 課長
柳原 公也

こんにちは。
3年生に限らず、1年生や2年生の皆さんにも「無知の知」という言葉をお送りします。
この言葉は古代ギリシアの哲学者ソクラテスが、あらゆる哲学論を思考するための大前提にした言葉です。

つまり「自分は無知である」ということを「知ること」が重要であるということ。
言い換えると「自分がいかに分かっていないかを自覚せよ」という意味。

「知らないでいること」よりも「知らないでいる事を知らないままでいること」の方が罪深く、
「自分がいかに分かっていないか」を「自覚できる事」こそが何事においても本当に大事な事なのです。

自分は無知であるという事に気づき自覚できるという事は、
だからこそ、物事を自分の頭で考え、自分から知るために行動する本当の第一歩へと繋がります。
これは進学であろうと就職であろうと、まだ先が決まってなかろうと、
これから進む道は、自分自身で気づき考え行動するための「大人としての大原則」です。

さて、無知を知った後のアドバイス。どこでも最強のフレーズ。
「まだまだ何も知らないのでもっと色々と教えてください!」

この言葉を発する人はおのずと無知を知っている人であり、多くの知を周りが授け、助けてくれます。
「無知の知」の逆は「知らないクセに知ったかぶり」。
俺は知ってるぜぇ~と言い張る人に教える人はいませんw

日本のことわざ、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」にも通じますね。
ちなみに...世界史担当の先生にも是非、「無知の知」を聞いてみてください。あのフレーズで。

Best Regards!

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