柳原です。
いつもご覧になっていただき有難うございます。
先日、弊社の5Sカイゼン活動を視察された方から「実は、自社の5S活動が停滞してしまった」というお話を伺いました。
5Sカイゼン活動の始まりには大きく2通りあると思います。
それは、他者から要望されて行う事と、自ら率先して行う事だと思います。
そして、停滞する原因の多くは、
見栄えや、言葉、格好を気にしてしまい「やりたいけど出来ない」パターン。
やってみたけど結局思ったとおりでなく、やる気を削がれてしまったパターン。
だと思います。
どちらも主人公が自分になっているから起こるパターンではないでしょうか。
誰かから何かを依頼された時や、誰かに何かをしてあげたいと思う時は、その誰かにヒアリングする事から始めるべきです。
依頼されたなら、依頼したその人は何故そうしたいのか・・・
誰かにしてあげたいと思うなら、その誰かは何がして欲しいのか・・・
それら「何故・何」を一番良く知っているのは、その「誰か」だからです。
いくら自分で考えても、どれだけ思考をめぐらしても、その人以上のビジョンや想いは沸いてきません。
当人じゃないからです。
「なぜなぜ5回」を常に繰り返し、カイゼンを活発に行っている行田物流センターの5Sチームのまずやる事は「考えない事」です。
カイゼンを要する現場を見に行き、その現場で働いているスタッフに話を聞き、要望やビジョンを明確に把握します。
そして、すぐに実行してしまいます。
なんと、考えるのは実行の後なのです。
最初の行動は回りからの反応を引き出す布石にすぎません。
実は現場の当人もやって見ないとわからない事が多いからです。
やって見てわかったことをカイゼンするために、初めて本格的に「考える」ことが始まります。
まずはやる事が肝心なのです。
そして、5Sの当事者は「その場」の人なのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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