「ヒヤリ・ハット」ではなく、「ヒヤリ」と「ハッ!と」です。
柳原です。
隔週で行われている主任以上が集まって開催しているKYT(危険予知トレーニング)会議。
倉庫や運送時に実際にあったヒヤリハットを持ち寄り異なる視点同士で検証しあいます。
ちなみに。。。
絶対に勘違いしてはいけないとても重要なことがあります。
それは。。。
「ヒヤリハット」ではなく、「ヒヤリ」と「ハッ!と」です。
「ヒヤリ」は
①危険に気づいていない状態で、唐突に危険に遭遇した状態、
または、
②様々な実績や実体験で自身の経験値や気づき力が向上し、
過去を振り返った時、今では危険と判断できるが、当時は全く気づかずそのままスルーしていた事を思い起こした状態
を言います。
さらに、
③気づく間もないくらい瞬間的に危険が訪れ、しかし偶然に回避できた状態
の事を言います。
③は回避しようもありませんので、誰でも訪れる状態なので、問題は①と②です。
①も②も倉庫内や運送時に潜む危険をまずは知る事、すなわち事前に勉強できるという事です。
また、危険が高確率で発生する条件や状態を知る事、すなわち事前に勉強できるという事です。
全ての危険を回避はできにくいですが、せめて危険の存在や危険を発生させる条件や状態を知ることで、多くの危険を回避できるという事。
そして倉庫や運送時に発生する事故の多くがこの①②に当てはまるという事実です。
「ハッ、と」は
これらを勉強し気づき力、予知力を身につければ身につけるほど、「そういえばあの時。。。」と過去に偶然に危険を回避できた事に「ハッ、と」気づき、自分自身で過去を振り返る事ができます。
または、
倉庫や運送時の業務中、危険が迫ってくる条件や状態に、「ハッ! と」先行して気づく事ができ事前に回避できます。
ちなみに。。。
よく混同される5Sの中の「整理・整頓」も同じ。
「整理ができた」あとに、初めて「整頓」活動が行われます。
同時に行うのは理解されていない証拠。
「ヒヤリハット」も一緒。
「ヒヤリ」で勉強し気づき力を向上した後に、「ハッ!と」でおさらいします。
倉庫や運送などは、無意識に行動していては、危険がどんどん顕在してきます。
皆の意見や視点を伺いながら、でどんどんKYTしていこうと思います。