お客様にフィードバックされるから倉庫現場力となりえるのです
柳原です。
いつもお読み頂きありがとうございます。
埼玉県で 営業倉庫 常温倉庫 危険品倉庫 低温倉庫 を探している方はコチラ
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埼玉県行田市にある行田物流センター。
こちらの倉庫では、お客様が視察に来られた時にエレベーター内で無言にならないように(笑)、施策や方針などが掲示されています。
その中の一つがコチラ。
行田物流センターの倉庫危険個所マップ。
過去実績に基ずいて抽出した個所を図と一言コメントで掲示しています。
事故が発生した時の最大の問題点。
それは、その後の対応に掛かる時間と労力です。
事故は誰しも起こしたくて起こすものではありません。
よって事故そのものへの対応は、速やかにみんなで協力し対応していきます。
一番の問題は、それが繰り返されるたびに発生する、事故後の原因追求や関係各所への連絡・対応、カイゼン策のための招集・審議・実行準備、実施後の検証・効果測定など。
数年から数十年の間で1回しか起こらないのであればまだしも、数年に何回も同じ場所で同じような事故が起こるという事は、それは未対策による必然な事象となります。
よって事故防止の対策は急務となります。
今後の対策検証によって、シツケの域に達したときには項目が削除されていくことでしょう。
常に乗車する倉庫内エレベーターに掲示する事で、
お客様には社内(倉庫内)で必要な事の報連相は工夫し実施しているアピールを、
社内(倉庫内)においては社員みんなに周知し意識付けした事故防止啓蒙を促しているのです。
コチラは、倉庫内のラック棚に掲示されている作業事故一覧表です。
倉庫内における作業事故(破損・汚損等)もこのように掲示し啓蒙に勤めています。
こちらも倉庫にご来社頂いたお客様にも全て閲覧できるようにされています。
本来は、このような事項をお客様にみられるのは、恥ずかしい事であり、場合によっては弊社の倉庫現場のスキルを疑われてしまう事に繋がりかねません。
しかしあえてみんなが見える場所に掲示し、何時でもみんながめくりながら閲覧できるようにすることで、お客様の信頼ダウンにつながりかねないとしても、倉庫スタッフの意識啓蒙を促す事の方が大事だと考えています。
また、お客様がこれをご覧になっている姿を見る事で、「事故を起こさなければ、掲示される事もない。掲示が悪いのではなく、事故が発生してしまうシクミを改善すべき」という意識変革への啓蒙も含まれています。
さて、コチラは、若い社員(入社2年目)のアイデアとそれを理解実行させた先輩社員との力作。
ピッキングに使う備品を持ち歩けるように、あるもので工夫した逸品です。
見た目はなんてことない物かもしれません。
しかしこれが出来上がる過程には、若手でもアイデアを考える発想力、発言できる機会、それを聞く先輩社員、そして作成し、実践させる挑戦の機会を与える倉庫現場があるという事です。
倉庫を倉庫として視察すると、ありきたりな視察になってしまいますが、倉庫現場力を見つけるというテーマに沿って視察すると、いろいろな物が見えてきます。
そしてその倉庫現場力は全てお客様への荷役や保管、作業に反映されていくのです。
改善も5S活動も、すべて業務に活かすからこそ、それらが倉庫現場力となりえるのです。
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今日もお読み頂きありがとうございました。
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