倉庫現場力の評価
柳原です。
いつもお読みいただき誠にありがとうございます。
今月、荷主様が弊社倉庫(埼玉県加須市、鴻巣市)の5Sカイゼン及び倉庫現場力の視察にいらっしゃいます。
弊社とご縁を頂いた当初は、倉庫売上が数万ほどでしたが、物流改善を適時に行いながら、ほどなくして右肩上がりに急上昇し、現在では数百万規模のお客様です。
倉庫売上ですから、もちろんお客様からみれば支払いコストになります。
物流費が右肩上がりで急上昇という事は、支払いも右肩上がりという事。
もちろんお客様のためにも弊社内コスト削減の為にも、倉庫内作業や商品在庫の一つ一つに要る要らないの検証を両社間で行い、カイゼン実施しつつ必要なコストに留めるよう弊社も努力しています。
言葉では努力という2文字で済みますが、実際には努力という言葉の中には様々なアイデアの創出と施策の実施、検証、そしてまたカイゼンと続きます。
そこにはお客様の為とはいうえ、弊社でも倉庫内の多くの人員と時間を費やします。
なのでせっかく労力と時間を費やし実施した施策を途中で辞めてしまったり、自然消滅させて陳腐させてしまうのが一番のムダになるのです。
お客様はそういう弊社倉庫の姿や行動を、日常業務の中から期待を込めて何気に見ています。
なぜなら私達の行動一つ一つがお客様のコストの一因にもなっているからです。
そして今回、弊社倉庫の現場力の根源である各社員の労力や時間、施策の数々をつぶさに見ていたお客様が、「勉強しに来たい(弊社から学びたい)」と要望して来社されるのです。
これは、私達の5Sカイゼン活動、すなわちお客様からみた支払いコストの一因が、結果、自社の経営戦略の中では必要な投資に値すると評価されているのだと思います。
一般的には、コストの削減検討の際にはアウトソーシング費用とは、その内容如何を問わず、単価落としに走りがちです。
弊社のお客様は、冷静にアウトソーシング費(物流費)の費用対効果を精査して頂いている事自体に感謝いたします。
さらにその精査の結果、「勉強したい、教えてほしい」という依頼を頂けるのはこの上なく感激いたします。
教える事で教えられる。
教えられた事を愚直に実践していく。
そして、また教えていく。
このスパイラルこそ、「苦楽を共に分かち合い相互に成長していきたい」という弊社の経営理念にも繋がるのでは。。。と思いながらその日を楽しみにしています。