THE ナンバー2 歴史を動かした陰の主役達
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BS-TBSで「THE ナンバー2 歴史を動かした陰の主役達 」を放送しています。
私、歴史には大変興味があり、特に最も身近な激動の戦国時代は興味深々です。
ただ、史実そのものの真偽には、たとえ授業で聞いたことすらも半信半疑で見聞きしています。
所詮は過去の話。
いかようにも知られずに操作できるし、記述者の想い一つで事実の伝え方は千差万別に変わるからです。
さて、興味があるのはその史実の真偽ではありません。
たとえ史実が異なる事だったとしても、それはそれでイイんです。
国経営、主役と補佐の関係や思考、行動、民衆の反応に興味が有るのです。
なぜそうしたか、なぜそう考えたか、なぜそう行動したか、その隠された背景は、どこまで先を読んでの事か、などなど。
一部の文献はすでに創作とされているものもあります。
でも創作にしても、こういう裏の部分まで掘り下げて研究されていたりするので、それそれは面白いのです。
また、国経営と言われるくらい、今の経営の在り方にも反映できる要素が多分に含まれています。
その中でも、ナンバー2やナンバー3、はては史実にすら名を残されなかった陰の主役達が多く存在するのも興味が湧いてきます。
ある意味現代の日本では考えられないほど独裁的な時代。
しかし義や礼節は持ち合わせ、不条理な事でさえ、自分の信念に真っ直ぐに向き合う姿。
国といいながら○○衆や豪族の寄せ集め的な国家だけにもろくも、しかし結束の高い時代。
全てが全てに命の掛かった時代だけに、とにもかくにも何事にも一生懸命。
当主でさえ一歩間違えれば討たれてしまう時代だけに、当主も一生懸命。
自分の地位に素直に胡坐をかく事は無かったでしょう。
よって多くの当主は自分の右腕となるナンバー2を見つけ育てます。
ナンバー2も同じく自分の右腕を見つけ育てます。
それぞれが自分ひとりの力の限界を知っていて、側近から足軽、農民に至るまでが一緒に同じ方向に向かなけれ
ば強国に立ち向かえないし、立ち向かわなければ利益を得られず報償や武士の地位を確保できずに国経営は破たんしてしまう事を知っているからです。
ある会合で知り合った、北海道にある丸吉運輸機工の吉谷様 。
ご自身のブログでナンバー2の方を取り上げられています。
とても感動しました。
昔と現代で違うのは、別に命のやり取りが有るわけではないので、感謝の気持ちで表す事です。
逆に命のやり取りがあるからこそ、戦国当時は義や信を感じやすく今以上に感謝の気持ちを持ちやすく、表しやすかったのだろうとも思います。
現代ではその反対ですから、命のやり取りがないからこそ、積極的に陰の主役達を感じなければ、上記のような事は行えないとも思います。
5Sやカイゼン活動に限らず、社内のあらゆる施策や業務においても、実は陰の主役は多くいます。
まずは陰の主役のお陰だと気付く事が、育てる機会を生み、社員力や現場力を向上させる要素になると思うのです。