「できる」から、「やっている」のではないのです。
柳原です。
いつもご覧になっていただき有難うございます。
日常でよくある光景。
指示や命令、または、注意をされたり指導されたり、何かのプロジェクトを組んだ際に方針や指針に沿って行動していくよう要望があったときなど・・・
「そりゃ言いたいことは分かるし、あなたはできるから言うんでしょうけど・・・」と、ちょっと不満に感じる事はないでしょうか。
特に「できる、やれている」と感じる人から言われると、余計そのように思ってしまいがちですよね。
例えば「もっと笑顔で接してください」や「もっと緻密に報告連絡相談してください」、「会議や朝礼での返事をもっと大きな声でシッカリやってください」、「この書類は今度からもっと早くだすように」など・・・
どちらかというと、相手からコチラへの要望(大小簡単難しいを問わず)時に多く感じてしまうでしょう。
しかし、思ってしまう事は誰しもあることだと思いますし、そう思ってもある意味、当然だと思います。
自分も、もちろんそうですし・・・
ただ、機会があったら一度冷静に第三者視点で考えてみてみるように心がけています。
どんな視点かというと・・・
「できる、やれている」と感じるその人は、「本当にできる人」だからできるのだろうか、という視点。
いつも笑顔な人。
本当に笑顔が自然と出せる天性の性格の持ち主だから、その人は「笑顔ができる」のだろうか。
適度に大きな声で会議や朝礼で、返事や意見を言える人は、「大きな声を出せる天性の声帯を持った人」なのでしょうか。
いつも笑い声が絶えず周りを明るくするような人は、本当に「天性の明るい性格」で何も考えてないのに明るく振舞えてしまうのでしょうか。
よ~~く考えて見ます。
・・・・・・・・・・・・・
やっぱり、けっして、そうではないんですよね。
笑顔なが絶えないなと感じる人、明るいなぁと感じれる人、大きな声で朝礼をする人、○○業務を人よりも早くできる人、シーンと静まり返っている中、質問や意見をハッキリ言える人・・・・・
みんな「できるから、やっている」のではないんだと思います。
もしかすると、その人にとっては「できていないと思っているから、やっている」のではないでしょうか。
そう、きっと私達が「できている」と思っている事は、その人達にとっては「努力」、「頑張っている」のかもしれません。
頑張って笑顔を出し続けているのかもしれません。
努力して明るく振舞っているのかもしれません。
一生懸命、声を振り絞って朝礼や会議に挑んでいるのかもしれません。
誰よりも早く業務をこなせるよう日々、考えてたのかもしれません。
笑顔や明るい人、声を大きく出して朝礼などの司会をしている人、積極的に質問や意見を述べる人、早く業務をこなす人、そんな人達が周りから言われて嬉しい言葉は、きっと「そんなにできて、すごいね」ではなく、「あなたの(努力の)お陰で、こちらも元気になったよ、ありがとう」だと思います。
本気で頑張っている人には「褒める」よりも、「感謝」の言葉のほうが嬉しがるものなのです。
ちなみに「褒める」言葉は、頑張っている人を「更に本気にさせる」言葉なのだと思います
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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