埼玉県 倉庫 第三回篠崎運送倉庫5Sカイゼンコンクール
いつも埼玉の倉庫・物流ブログ をご覧頂き有難うございます。
先日、毎年恒例の5Sカイゼンコンクールを開催しました。
開催前はみんなちょっと早めに会場にはいり、セリフのチェックや小道具の確認、リハーサルを行います。
忙しい倉庫業務の中、リハーサルや資料作成もままならい方ばかりなので、皮肉な事に本番直前が一番時間が取れる時間だったりします。
各チームの施策発表前に5Sカイゼンリーダーからひとこと。
苦心して作成した資料や、慣れないプレゼンを一生懸命頑張っている仲間への礼儀として聴講ポイントを紹介していました。
さぁ、トップバッターは埼玉県鴻巣市にある本社倉庫に所属する事務メンバー、その名もローズマリーによる発表!
こちらはなんと真っ赤なカーディガン(勝負服!!)を着て発表。
5Sカイゼン活動を行うと、社員同士助け合う環境が出来上がり、絆が生まれ、多くの事を学べると言う事を一番最初に紹介されていました。
続いても埼玉県鴻巣市に拠点を置く本社倉庫チーム。
こちらはご覧のように俗に言うムリ・ムラ・ムダを非稼働と称し、非稼働とは不可価値を生まない行動と定義付けカイゼン対応していました。
続いては埼玉県加須市に拠点を置く騎西配送センター所属、騎西チーム。
こちらはつい先日、倉庫内で大幅な改変を行ったチームで、他のチームに比べて資料作成や打合せ時間も極度に少なかったチーム。
そんな中発表した施策は・・・
整理整頓という基本中の基本を徹底して継続した事例。
断言できます。
これほど素晴らしい施策は他に有りません。
どんなに高レベルな施策より、目立つ施策より、身近な所や身の回りから2Sを行い、継続する事ほど大事な事は他にはありあません!!
私個人の意見としては、徹底して基本を忠実に実行し継続した施策ほど素晴らしい施策は無いと思っています。
続いては埼玉県行田市に拠点を置く行田物流センターの事務チーム。
こちらは一度カイゼンしたところを、さらにカイゼンするという施策を発表。
普通は一度カイゼンすると満足してしまう所を、「今が最低と思え」というストイック発想で挑んでいるチームです。
続いては埼玉県行田市にある行田物流センター所属、チームフリーダム。
こちらは受注伝票を受け取る所から、指示どおりに出荷するまでの工程を完全に秒給計算。
細分化した工程を全てコスト換算し、プリンターを設置している位置が真因である事を究明しました。
その後、現状でできる複数のカイゼン方法をそれぞれに更にコストシミュレーションを行いコストメリットを導き出し実施した例を発表しました。
スゴイのは、こちらも「今が最低と思え」思考。
カイゼンしたばかりなのに、既に次のカイゼン目的を探究し、カイゼン目標を算出していました。
さて、続いては、埼玉県鴻巣市に拠点を置く本社倉庫、&埼玉県行田市に拠点を置く第三倉庫の合同チーム、チームかほりの百貨店。
危険品及び香りのある商品を扱っているチームです。
こちらは施策内容もさることながら、入社3年未満の2人が発表。
本当は同じチームの先輩社員は心配だったはず。
実は、だからスゴイ!
任せる事ができる、任せる為には、任せた後は・・・
先輩として後輩を育て、新人が活躍できる場や機会を率先して設ける事ができるチームこそ、現場力として普段の業務に力を発揮できると思います。
また、現場の最前線を担うチームらしく、現場におけるカイゼンを紹介していました。
続いては、埼玉県行田市に行田物流センターの最前線チーム、チーム並木商店。
こちらは過去のコンクールには業務の都合上発表できなかった方が、初めて発表するという大役をされていました。
さて、最後のチーム、埼玉県鴻巣市にある本社チーム、伝承戦隊クッキーズ。
真面目に面白くこなしていました。
聞いている方達が飽きないよう、なるべく分かりやすいようにとの想いです。
事例は本社だけに御来社するお客様が困らないシクミ作り。
素晴らしいのは、目的と目標は「御客様が困らない」なのですが、なおかつ、結果、自分達も楽になる、困らない、という施策。
さて、その後は質問コーナーを経て、表彰式に移ります。
表彰は全員からの投票で決定するため、参加した全員が採点を行います。
チーム石橋!!
4Mという新しい風を吹き込み、とにかく数値と検証、継続を兼ねそろえたチーム!
チームフリーダム!!
こちらは、より身近な職場を数値と継続でカイゼンしたチーム!!
並木商店と伝承戦隊Cookie's☆!!
並木商店は残業代削減のために、工夫と数値とシクミと固定観念を打破した工程カイゼン。
伝承戦隊は全てが相手の為には、結果、自分の為になる事を証明していました。
他チームに努力賞。
もちろん継続した努力は素晴らしい事なので全てのチームに賞金も出ます!
しかも役員様のポケットマネー!
表彰式の後は、朝見5Sカイゼンリーダーから来年に向けて一言。
5Sは弊社の完全業務である事。
役職者が身の回りから率先垂範する事、役職者は社員を導く事を使命とする事等を熱く語っていました。
最後は他社の事例も紹介されて、5Sカイゼンは美化活動ではない証拠を語っていました。
5Sカイゼンは業務だけでなく社員、会社そのもののクオリティをUPさせ、結果、市場競争に勝てる根幹だと言う事を。
最後に、弊社の5Sカイゼン活動の種を撒き、発芽させていただいた篠崎社長からの熱い言葉で締めていただきました。
社長曰く、5Sカイゼン活動の原点は「マネをする事」との事。
整理、整頓、清掃、清掃、躾に至るまで、まずは身の回りから「マネをする事から始めてみよう」と熱く語っていました。
発表された各チーム、お疲れ様でした。
最後に・・・
本日、休みなのに、わざわざ制服に着替えて出席されていた社員もいました。
体調不良により高熱になりながらも、毛布にくるまりながら出席していた社員もいました。
何十人もの前で発表する事を全く経験が無いがゆえに、限られた時間の中、通常業務終了後に残って何度も何度も練習していた社員がいました。
当日の朝まで時間調整して出席してきた社員もいました。
社員同士での時間の厳守、結束力、社員力、現場力の向上を垣間見た気がします。
そんな社員の皆さんのお陰で今回も無事、開催できた事は弊社の誇りであり強みです。
来年もブレずに地道に継続して楽しい第4回5Sカイゼンコンクールを開催したいと思います。
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