「相手の時間」を考えた行動

柳原です。
いつもお読み頂きありがとうございます。

毎月、高校向けに発行している月間NEXT。
今月のコラムは、埼玉県行田市にある倉庫、行田物流センターに在籍している須田課長。

須田課長は行田物流センター内での5S活動やカイゼン活動を積極的に進め、それら施策や思考を業務に活かして倉庫の現場力の向上に努めています。

倉庫の現場力によって弊社とお取引頂いたお客様も居り、私の活動の側面も支えてくれる頼もしい課長(倉庫現場最前線のスタッフも)です。

そんな須田課長のコラムがコチラ。

【高校生の皆さん、こんにちは。
先日、富士山では初雪が観測され朝晩の寒暖の差が厳しくなり始めて来ました。

私の「嫌いな季節がやってきたなぁ」と思っていたら今年もあと2ヶ月ばかりで終わってしまいます。

最近では歳をとるにつれて1年が短く感じてきてしまいましたが、皆さんは「小学校の時は1年経つのがずいぶん長かったのに、中学、高校と進むにつれて、だんだん1年が短くなってきたぁ」と思ったことはありませんか?

実はこの「歳をとるにつれて、時間の経つのがだんだん早く感じられるようになる」というのは、
誰もが口を揃えて言う、まぎれもない事実です。
そして、私が思っていた事を心理学の観点から発案していたのがフランスの哲学者ポール・ジャネーです。

そこで発表したのが「ジャネーの法則」。

ジャネーの法則とは「20歳の1年は20分の1である。60歳の1年は60分の1である」といいます。
ちなみに、私自身の感覚を申し上げますと、4歳から20歳までの人生と、20歳になってから今
までの人生がほぼ同じくらいの長さに感じます。

だいたい20歳以降、時間が2倍速く進んでいるという感覚です。

私はジャネーの事を調べてゆく中で、「歳を重ねる毎に時間は加速していくのだから、時を無駄
にしてはいけない」「充実した1日を過ごしていこう」と改めてそう思いました。

最後に高校生の皆さん、「まだまだ時間はたっぷりある」と油断せず、なるべく早いうちから、
人生について考え、将来に向けた確かな準備を進めて行くようにして下さい。
人生の先輩からの言葉として頭の片隅にとどめておいて下さい。 】

このコラムに対して、秀逸な編集後記がコチラ。

【確かに時間の流れる早さは、社会人になってからだいぶ早く感じるようになりました。

時間の流れが早いのは、学生時代には学ぶことのない経験に多く直面するからかなとも思います。
高校生の皆さんは日頃何気なく流れている今を大切にする事が将来の準備になると思います。(M)】

月間NEXTの編集やレイアウト、企画、取材は、若いMさんが担当。
新卒で採用され、何もわからない状態からこのNEXTを作り上げ、紙面クオリティを常にUPし続けてきた女子社員のMさん。

まさに新卒採用で入社してきて後輩新卒者相手につくりあげている素晴らしい社員です。

だからこその「時間の流れが早いのは、学生時代には学ぶことのない経験に多く直面するからかなとも思います。」という後記なのだと思います。

今月号のキーワードは「時間」。
「時間」を活かすも殺すも、早く感じるか遅く感じるかも自分次第。

ただ、「自分の時間」は自分の好きなように使えば問題ないですが、「相手の時間」は自分と同様には使えません。

「相手の時間」があってこその「自分の時間」。
「相手の事」を考えて一生懸命考え行動するからこそ、「自分の時間」が早く感じるのだと思います。

「時は金なり」ともいいます。

物流業界においても「時間」というワードはロジスティクス理論から言ってもとても重要なキーワードです。

時間を軽視したりおろそかにしていては、そもそも物流業の根幹をも軽視しているといっても過言ではないかもしれません。

私も「相手の時間」、「自分の時間」、という「時間感覚」は大切にしていくようにします。

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