我が家のように想う
6月12日の朝礼でのことです。
今朝の司会は本社5Sカイゼンチームのメンバーです。
朝礼では弊社の経営理念「みんなで分かち合う経営」と今年度指針「戮力」をテーマにし個々の想いを述べます。
その想いについて、とても感動する言葉を朝から伺うことができました。
一部自分なりの解釈も含みますがご紹介します。
「昨日、関東では梅雨入りとなりました。
梅雨はうっとうしいものです。
ですが、そのうっとうしさがあるからこそ自然の作物は元気に育ち私達の生きる糧となってくれます。
また日本の女性の肌が美しいといわれるのは日本の気候に梅雨の時期があるからだそうです。
うっとしいと想っても実は私達にとって知らぬうちに必要なことであったり、助けられてることも多いのです。
うっとうしいと思わず感謝する気持ちで視点を変えてみれば、うっとうしさではなくお陰様という気持ちになるかもしれません」
新入社員にとっても、私達にとっても先輩から注意されたり起こられたり、ルールやシクミが時にはうっとしく想うことは日常でも良くあることです。
視点を変えて受け入れてみれば、感謝の気持ちが芽生えることでしょう。
またこんなことも言っていました。
「本社の5Sカイゼン活動の中で、トイレを綺麗に使用する取り組みを行っています。
実は、社内の台所が時々、汚れてるなぁと感じる時があります。
でも、いけないことなのですが、ま、いいか・・・で終わらせてる事が度々ありました。
そんな時にトイレのカイゼン報告書が各自に回ってきました。
そのカイゼン報告書を見てハッと気付いたのです。
トイレを綺麗に使う一番の心がけは我が家のように使うこと。
自分の家のトイレなら汚せば綺麗に拭くし、掃除もキチンと行う。
台所でのま、いいか・・・は、会社の台所だからという気持ちが無意識にあったはず。
もし自分の家だったら気付いたその場ですぐに掃除をしたはずです。
会社であろうとなかろうと、少なくとも皆で共同で使用する場所であれば、常に、もし自分の家だったら・・・という気持ちでいないと、5Sやカイゼンは続かないんだな、と思いました。」
もし自分の家だったら・・・
この言葉は重いですね。
朝からとてもガツンと頭に響きました。