物流・トラックのプロとかアマチュアとかの前に。。。
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岩手県北上市、宮城県大崎市、埼玉県行田市・鴻巣市・加須市に倉庫と運送拠点を持つ㈱篠崎運送倉庫
の柳原です。
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2020年12月15日の物流Weekly紙で以下コラムが掲載されていました。
記事自体がざっくりしているので、想像に依る処が多いのですが。。。。
詳細はお読みいただくとして、概要は以下の通り。
計測対象はトラックを含む事業用での飲酒運転。
2012年~2017年までは年間で39件以下の横ばい継続。
2018年は40件。そのうちトラックは34件。
2019年では57件に増加。そのうちトラックは48件。
2021年は2011年のアルコール検知機使用義務化されてからちょうど10年になる節目。
各企業とも飲酒運転撲滅に対策を図っているものの、減少どころか増加傾向にある。
との事です。
あくまで飲酒運転として検挙された数値だと思うのですが、記事自体がだいぶ曖昧なので想像に頼らざるを得ないですが、記事にしているくらいですからそれなりの事が起きていると仮定します。
実際に乗車前での点呼での検知結果を見聞きすると、検知器自体の精度や感度によってだったり、酒以外の食品や飲料などから誤検知されたりもします。
最近では消毒液の使用などでも・・・
また何の理由で誤検知となるか分からない時もあります。
何も悪い事していないドライバー。
なのにそういう時は検知されなくなるまで乗車できません。
ただ、問題とするのは、いわゆるそういう真の問題ではない事は除いて、という事。
酒酔い運転、飲酒運転においては、ほぼ確信犯。
ましてルールを順守して運行している一般的な事業所であれば、それこそ点呼時のアルコールチェック等で乗車できるハズは無く。。。
何度も書きますが、記事内容が少々曖昧がゆえに、真相を突く内容に至りませんが、今、できる問題提起としては、自社状況はこの記事を振り返って果たしてどうかという事。
飲酒運転という枠だけにとらわれず、誤検知や確信犯という話ではなく、ましてや物流業だから倉庫業だから・・・
運送業だから、トラック運転手だから・・・
プロフェッショナルかアマチュアか・・・
など、仕事をする事そのものの本質として自社はどうかという事。
その人のモラルや会社の社風、ルールや社則はどうか、ルールの議論や改訂頻度、褒章や罰則・懲罰など根底を見直すきっかけとすれば良いのかと・・・
飲酒運転の事故は痛ましい事ばかりです。
酒は悪くない、自動車も悪くない、と良く聞きますが、酒と事故の因果は運転を介して明確です。
そしてその対価は被害者の地獄のような苦しみと突然遺族となる多くの方です。
親族以外にも親友や恩師など様々な関係性が突然に崩壊されます。
機器類や法整備のカイゼンなど現実的にすぐにできない事よりも、いますぐ自分たちが対策できるのは、こういう記事や数値を見て足元や土台・根底を見直すことかと思います。
少しのヒビの放置から大きな割れ窓になるように、自分自身の業務の足元にヒビがないか見つめなおすキッカケにしたいと思います。
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