物が流れる、流れて通る、その背景
岩手・宮城・埼玉に倉庫と運送拠点を持つ㈱篠崎運送倉庫の柳原です。
埼玉県行田市にある弊社 篠崎運送倉庫の行田物流センター。
こちらでは荷主様・協働運輸会社様と共に、
主に玄米の保管から精米・包装作業などの倉庫保管荷役業務を行っています。
皆さんがスーパーや店頭で目にするお米。
そうあのお米です。
レストランや定食チェーン店で食されてるお米。
そうあの美味しく食べているお米です。
農家さんが一生懸命生産して頂いたお米は、
実は皆さんの手元に届く前に、私達物流センターに一旦はこばれます。
産地やブランド毎に仕分けされ、倉庫内にある工場で精米して、
それから皆さんが目にする状態に包装して倉庫から出庫、スーパーや飲食店へ出荷されていきます。
その際の入庫荷役はドライバーさんが、
30kgのお米1袋づつ手で降ろしてパレットに積みつけます。
一生懸命、一生懸命、丁寧に丁寧に、みなさんがいつでも美味しく食べてもらえるように。。。
一袋30kgですよ!
パレットへの積み付け方法や袋数が決まっていて、
積み付けが完成するとその重さはなんと約1t(1,000kg)なります。
たった1m四方のものが1トンですよ!
この1m四方のパレットが積まれている周囲を
物流センターのスタッフやフォークリフト、トラックが頻繁に行き交います。
不意の衝突、走行時の引っかけ、荷崩れ、倒壊、落下などが起きたら重大な人的被害が発生します。
よってトラックドライバーさんは積みつける方向や表裏、袋の形、状態まで
とても気を配りながら積み付けを行っていきます。。。
大型トラックではなんと約400袋以上あります。
それを一人で。。。
黙々と。。。
夏場の炎天下でもその作業は変わりません。
汗は出るのではなく、噴き出します。
補給しても休憩してもドンドン噴出してきます。
大変な作業です。
さて、私も毎日食べているお米。
皆さんが美味しく食べているお米。
お腹いっぱいで残しちゃったお米。
売れ残って廃棄するお米。。。それは
農家さんも精魂込めて作ったお米。
農家さんの庭先でトラックに積み込み集荷してきたお米。
物流センターで汗だくになりながらも丁寧に積みつけされたお米。
皆さんが食べてるお米一粒一粒の全てが、これら多くの人の手と汗と想いを経て繋がっているのです。
震災、災害に見舞われた地域からも一生懸命、育み育てられ、毎日毎日、運ばれてきます。
全国から皆さんのお手元に。
だから、物が流れる、流れて通る。
物流、流通という言葉には、人や想いとう文字は入っていませんが、
物の背景には多くの人の介在と多くの人の想いと多くの人の労が確かに込められています。
食欲の秋です。
ぜひ、ムダに残さず美味しく味わって頂ければ幸いです^_^