朝礼当番
弊社の朝礼は司会が当番制になっています。
司会のメイン業は「職場の教養」という小冊子を読み上げ、自身の感想を述べる事です。
本日の朝礼当番は今年の新入社員。
採用から4ヶ月たっただけあって、いくらか貫禄もでてきました。
この「職場の教養」の感想を述べる事の目的は、下記のとおりだと思います。
(私なりの見解です)
①大勢の前で司会をする事で、皆に向かって発言するための度胸をつける。
司会をする人は、皆に向かって、いつも以上に大きな声で読み上げなければなりません。
最初はなかなか勇気が要る事です。
しかし今後、大勢が参加している会議やミーティングに自身も参加する事が多くなってくるはずです。
このときに、一番良くない事は「話さない(自分の意見を言わない・声が小さくて聞こえない)事」。
言い換えれば「聞くだけの会議」になってしまう事。
朝礼時の発言はいわば練習で、本番は会議やミーティング。
新入社員の皆には、来る本番でしっかり発言できるよう、一生懸命、朝礼を練習してもらいたいものですね。
②「職場の教養」を聞いて(読んで)、他の人がどのように感じているのかを知る事。
自分の感想や意見を述べる事で、聞いている人は「他の人は自分とは感じ方や考え方が少なからず違う」事を知る機会になります。
コミュニケーションの極意とは「他人と触れ合い語り合う事で、自分とは違う事を知る事」。
毎朝、違う人の意見を聞くことで、自分とは違う事を知り、違うという事は自分では考えられない事を学べる事でもあるわけです。
よく会議で自分と違う意見が出ると言い争いに発展することも時にはありますが、普段から自分の意見が他人と一緒とは限らない事を知っていれば、そうそう、言い争いにはならないはず。
それどころか、自分では考えられなかった意見や考え方を知り、それらも参考にできる力を普段から訓練していればプラスになる事に気付くはず。
新入社員の皆には、是非、他の人から得られた気付きを吸収し、感謝してもらいたいものです。