倉庫荷役。えっ?! 取りに行かないピッキング??。
柳原です。
日経新聞にこんな記事が。
ドローン配達そのものは依然からニュースで流れていたで知っている方も多いかと思いますが。。。。
さて、話は変わって。。。
私は約10年前に、社内施策の関係で米国物流視察をさせて頂く事がありました。
米国物流の聖地といってもいいでしょう、メンフィスやシアトル、LAと行き、いろいろと衝撃を受けました。
この時の経験が確実に今の礎となっている本当に良い経験だったと思います。
この視察時、普通に衝撃を受けた事例等は後ほどご紹介するとして。。。
実は最大の衝撃は、帰国してその後に知ったビックリな仕組みなのです。
是非、「アマゾン KIVA」等で検索して動画をご覧になってみてください。
この取りに行かないピッキングシステムは今から7~8年ほど前に知り、当初はアマゾンが買収導入する以前のKIVAシステム社の時に知りました。
たしか導入するための構造変更も比較的簡単で、システム導入も含め数日~数週間で可能なためコストも思ったほど掛からなかったと思います。
その時のこのような、その柔軟な発想力と具現化する為のマーケティング調査、システム運用構築、そして商用ベースまで展開させていくまでの行動力に驚かされたのを思い出します。
と同時にKIVAシステムを知った以上、、「ピッキングは種まきか、摘みとりか」の議論のみに終始している国内物流に「・・・」となった事も思いだされます。
当時から多くの中小大手物流会社様とお会いさせて頂きましたが、誰一人として「取りに行かないピッキング」の話題が出た事はありませんでした。
アメリカ物流視察の一番のポイントは、広さがどうとか、ロジスティクスの仕組みがどうとかじゃなくて、実はそこだったんじゃないだろうかと今さらながら考えます。
しかも米国アマゾンが導入している事を知って、「あ、なるほど!」とすぐに合点がいきました。
奇抜な発想を否定していると、思わぬチャンスを見逃しがちかもしれません。
仲間や部下から、今まで提案してくれた数々の施策や方法。
こういう現実を見たり知ると、中には本当に解決に導く事ができたかもしれない「奇抜でありえないと思っていた真の提案」を見逃していたかもしれません。
奇抜な発想さえも理論理解できるように、外の世界を率先して見て知る機会をこれからも設けていきたいと思います。