カイゼンを生む「なぜ?」を阻む「知ったかぶり」
岩手・宮城・埼玉に倉庫と運送拠点を持つ㈱篠崎運送倉庫の柳原です。
LogisticsToday の10月16日付けの記事で以下のような記事が掲載されていました。 『福通、愛知・静岡間で「25mW連結」国内初運行』と題し、 副題として「事前手続きの煩雑さに課題も」とあります。
記事内容は
「福山通運は16日、国内初の車両全長25メートルフルトレーラー「ダブル連結トラック」を導入し、愛知県北名古屋市と静岡県裾野市間で同日から運行を開始すると発表した・・・・・」
とあります。この後の記事の内容そのものは本文を参照頂くとして。。。
お伝えしたい事は、このような記事を読み、見て、
素朴に「なぜ??」と思う部分はあったでしょうか。
「なぜ、一般的なトレーラーではなくて、連結フルトレなの?」や
「なぜ、愛知・静岡間なの?」、
「なぜ、トラックの連結のまえに、船や列車をもっとカイゼンして効率化を図らないの?」
などなど。。。
「なぜ?」の内容はなんでもイイんですけど、一番、やっちゃいけないのが「知ったかぶり」。
「それは、・・・だから、連結フルトレを開始したんだよ」と・・・。
カイゼンの基本は「なぜ?」に気づく事。
そして「なぜ?」を追求する事。
篠崎運送倉庫の倉庫現場や運送現場では、
管理者はもちろん、倉庫や運送の最前線である社員やスタッフは、
みんな「なぜなぜx5回」を追求して改善を図っています。
この「なぜなぜx5回」を追求するのに邪魔な観念が「知ったかぶり」または「知っているツモリ」です。
「知っている」と思ったり感じていたりすることは、
ズバリ「なぜ」と思う素直さをシャットアウトし、
すなわち、それは「カイゼンのストップ」に他なりません。
往々にして世のカイゼンマンは「新たな気づき」を求めて、常に「教えてください」の姿勢を崩しません。
ありがちなのは、同じ業種や同じ職種の旬なキャッチニュースは知ったかぶる傾向が有ります。
実情はその裏にはたくさんの経緯があってキャッチコピーにまとめられているだけです。
裏側に気づき、自分達の今後の糧にするためには「知っている」ではなく、「なぜ」と素朴に感じ、素直に「教えてください(≒自ら「なぜ・なぜx5回」の追求)」の心を持つ事。
本記事についてもずいぶん前から話題にはなっているネタですが、裏側事情をよくよく追求し、自らの現場に活かせる可能性を探る必要があるかもしれませんね。
自分自身、同業種の話題は気づかぬうちに「知ったかぶり」や「知っているツモリ」をしている事が往々にしてあると思います。
率先して「なぜ・なぜx5回」に努めていきたいと思います。
篠崎運送倉庫のHPではヒヤリハット事例集を掲載していますのでコチラも是非ご一読をΛΛ
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