これからの現実的物流。
いつもご覧頂きありがとうございます。 岩手・宮城・埼玉に倉庫と運送拠点を持つ㈱篠崎運送倉庫の柳原です。
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ヤマト運輸から以下のような案内がありました。
「G20サミット」に伴う交通規制の影響によるお届けの遅延と一部サービスの中止について。
国交省からは以下のような発表もありました。
トラックドライバー長時間労働の是正・コンプライアンスの確保を図るため、荷役作業・附帯業務は、記録の義務付けを開始します。
~中型トラック以上に記録が義務付けている記載対象の拡大~
内容そのものはお読みいただいたそのものなのですが、10年前だったら、果たしてどうだったでしょう。
そう考えると、もはや物流を取り巻く状況は10年前と大きく異なっている、全く異なった世界が現実として有る事が認識できます。
ヤマト運輸が特定した事案に対して正式に対応したように、これから同類事案はたくさんありますし、小さな事案でニュースにならなくとも、現実的に物流に影響があると見込まれた場合は、柔軟に遅延や規制・制限などが発せられる可能性があります。
国交省のように、イベントだけでなく天候や労働環境等に於いての対応策にたいしても、10年前では考えられない事が現実に思案され法的発布、そして問題発生時の根拠となります。
物流は言葉の通り、3次元、いえ時間も含めれば4次元的的にモノとモノ、拠点と拠点を結ぶ結びつける大事な役務。
こういう時代でありそういう事案が起こる事を、早々に想定し現実的対応を皆が行わないと混乱のみに終始する可能性だけが残ります。
おそらく、どうにかしろ!では最早カイゼンできない現実であって、どうにかしろ!と相手に求めるのではなく、これら想定した仕組みや対応を事前に物流会社も交えて構築する事が最良のカイゼン策になるのではと感じます。
10年・・・いや、5年、いえ、もしかしたら去年の当たり前は、既に過去になるかもしれませんが、察知する余地はまだまだあります。
今からでも物流も経営上の戦略の一つと再認識し、是非とも協働展開へ向けていければイイですねΛΛ