「米国3PL企業視察ツアー」④
アメリカ視察4日目。
最初に訪れたのは、C.H.RobinsonWorldide。
こちらは年商73億ドル(!)の世界有数の3PL大企業。
世界中に拠点を持ち、ドアtoドアというサービスを顧客に提供しています。
秀逸なのは協力輸送会社(といっても、日本でいうところの個人事業者。アメリカのトラックドライバーの主要業態。)の事故率やミス率、顧客からのクレーム率などを集計しておりランキング化しているところ。
やはり、とにもかくにも数値化を基本とし、目で見える評価をしているという点。
また、顧客への物流コンサルティングも実施しているが、初回以外は有料にしているのは内容に精度の高さと自信があるからだろう。
そういう高い戦術サービスを実施していながら、TELアポなどで地道に営業を続けているところなどは、会社が肥大化してもなお、足元をジックリ固めて古い手法も決して疎かにしないという堅実な戦略は見事という他なりません。
残念ながら写真はありませんが・・・
お昼はIN-N-OUTでハンバーガー。
ちょっと飽きてきたような・・・
続いてはおなじみ、UPS Supply Chain Solutions。
業態は言うまでも無いと思いますが、特に目を引いたのは社員教育の素晴らしさ。
スタッフは業務ミスを3回行うと解雇といいます。
その代わり教育に相当な力を入れていて、入社してから6週間はみっちりとUPSの基礎研修を行うそうです。
さらにその後、3、4週間のセールスに特化した教育研修。
そのあとは毎月7時間前後の教育があるのですが、他社と違う部分がこの部分です。
内容は世界経済の知識や動向、国内経済の知識や動向、プレゼン研修、管理者教育(人の動かし方と言っていた。コーチングに類するものか)など。
また、そのほか社外で実施するセミナーに社員が参加した場合、全額、会社が負担するという(もちろんセミナー内容によるだろうが)。
また、センター内の各エリアやラインには責任者の顔写真と氏名、コメントが張り出されていた。
任されたラインに責任感を抱いてもらうためだという。
ここまで『やる気のある人』へは会社がバックアップしているからこそ、3回のミスは『やる気の無い人』と判断されても仕方の無いことかもしれない。
ホテルまでの帰路に、かの有名なウォルマートに寄って見ました。
色んな商品があるので、興味のある人には時間が気にならないかも知れません。
スタッフの多くは日本人ですが、流暢な日本語を話すガイジンさんと撮影。
最初、写真をお願いしたら、いかにも勤勉な日本人らしく(?)『業務中ですので・・・』と断られましたが(笑)、手の空いたときにパチリ。
久しぶりにジャパニーズライスを堪能し、ぐっすり快眠。